ムスコは絶賛インドア派な小学生である。
その要因については様々なことが考えられるし、そもそも両親であるわしらが引きこもりの権化だったりするので、見事に何かの素養を受け継いだのだろう。
ちなみに、インドアな我が子を修正、矯正?しようと思ったことはそれほど無い。アウトドア派の子供たちがいるように、ムスコはインドアな子供である、というだけであり、それは個性の違いでしかないと考えている。但し、「子供は風の子!外で遊んでこーい!」の昭和的スタンスで構えられた場合、敢えて出ようとしない子供は周囲の大人に「健全では無い」といった不信感を持たれやすいのは否めない。
確かにムスコの性格は一筋縄ではいかないねじれっぷりを見せ始めているし、健全かどうかは置いといても、「不健康」なのは間違いないので、今年の目標はムスコを連れて一緒に運動とか出来たらなぁと思っている今日この頃なのである。
そんなことをしみじみ考えながら、先月小学校進級後初の授業参観及び懇談会へ参加してきた。わしも新学年1回目のご挨拶やら何やらは一応出ておきたい。
はたして、ムスコのちょっと浮いた奇っ怪な行動で、教室に悪印象を与えてないだろうか。他の子に空気を読まない故の悪意をぶつけてないだろうか。ハラハラしながら見守っていたが、意外なことに、ムスコを含むクラスメートみんなが多種多様で、全体で眺める分にはムスコに「全く」問題児そうな雰囲気は無く、穏やかな様子だった。正直ほっとした。
どことなく落ち着きが無かったり、時折窓の外をアンニュイな表情で眺めていたりとかはしていたが、授業の雰囲気を壊さない程度であれば問題は無いだろう。
授業参観が終わり、保護者どうしの懇談会へ移行したのだが、わしにはムスコの心配よりこっちの方が深刻だと気合いを入れ直す。
何故気合いを入れなければならないのか。緊迫するのか。
先に述べた通り、わしはひきこもりである。こういったコミュニティの中で、いわゆる「ママ友」なんてふわふわした存在は皆無に近い。
そう、今回のタイトルの主語は、「子等」ではなく「わし」。
ここからは、わしには友達がいないということを実感できる、毎年恒例のぼっち単独戦場なのだ!
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・・・とは言え、自分は気の置けない仲間が何よりも欲しい、とまでは思ってなかったりするので、この場は敢えて空気のように過ごしてしまい、懇談会は粛々と終了した。
現実的に考えて、私と同じような趣味や空気を共有できるリアルなともだちというのは、このママ友コミュニティからは現れないんじゃないかなーと半ば諦めている。
はじめから、子を産み育んだ土地、故郷にいた時間より長く過ごしてしまったこの界隈で、私を理解してもらう為の活動もしなかったし、まあ、当然のことかと。
時々、みんなの輪に入れていない自分も寂しく思うこともあるけれど、わしは元気です。
・・・えーと、なんの話だったっけ。
あっ、明日(今日)はムスメのPTA総会か。
また空気なのかはさておき、行ってきまっす(^_^)