こんなに時間って遅く流れるものだったかなぁ。
ムスメは第一志望である公立高校を受験し、二日後には中学校卒業。
それから合格発表までの五日間はじりじりと時間が過ぎ、気もそぞろな日々だった。
受験の手応えは本人的にはあったようだけど、とにかく合格できるかは全くの未知の世界だったから、どんな心積もりをしていればいいか本人にも、また家族にも分からずおろおろするばかりだった。
躙り寄る不安といくらかの安堵。合格への期待か、不合格の絶望か。
受験を終えた市内数万人の受験生とその親が、同じような時間を過ごしていたのだろうかと思えば、ちょっとだけ気持ちは落ち着いた気がする。
ムスメは見事合格し、憧れの高校生活への切符を手にした。
で、その瞬間から時間が加速し続けている。
え?あれ?いつの間にか一週間過ぎちゃったよ?春の暖かさにうきうきする余裕ないよ?前言撤回!てっかーい!
ともかく、ムスメに卒業と合格、おめでとう!